「お支払い方法の問題」というタイトルのメールがAppleから送られてきたように見えるかもしれませんが、これは詐欺師が用いる手法の一つです。
このメールにはクリックを促す内容が含まれていますが、クリックしないよう注意してください。
この記事では、「お支払い方法の問題」と記されたメールの怪しげな特徴について詳細に解説しています。
「お支払い方法の問題」に警戒が必要な兆候
①宛名が具体的ではない
メールの内容を詳しく見てみると、特定の個人名が記されていないことがわかります。
通常、支払いの停止やATM利用に問題が生じた場合には、あなたの名前を明記して連絡されるはずです。
ところが、このメールでは「お客さま」という一般的な呼称さえありません。
これは詐欺メールの典型的な特徴で、送信者があなたの名前を知らないために、具体的な宛名を避けているのです。
そもそもメールの文面からは何の支払いに問題があるのかよく分かりません。
ついついクレジットカード情報を入れなおさなきゃって思ってしまいますが、具体的性がない時点であやしいです。
②疑わしい送信元のメールアドレス
メールの送信元を確認すると、「applemangbiksnbi@klanniemlkikan.net」というアドレスが使用されていることがわかります。
Appleの公式メールは通常、「apple.com」を含むアドレスから届きます。
そのため、「apple.com」が含まれないアドレスからのメールは疑いを持つべきです。
過去には、正式なメールアドレスを悪用した詐欺事件も発生しているため、メールの真偽を慎重に判断することが重要です。
③記載されたURLの実際のリンク先が正規のものと異なる
今回のメールで提供されているURLは「https://s.id/account-Apple-jsp089306kMebaloehCAyG0L_JPO9uePaL」のようになっています。
しかし、このURLには「apple.com」という文字が含まれていません。
通常、Appleの公式サイトのURLには「apple.com」が必ず含まれます。
PCでメールを閲覧する際、カーソルをURLに合わせると、画面の左下にそのリンク先が表示されるので、記載されたURLと実際のリンク先が異なる場合があります。
これは非常に怪しい兆候ですので、リンクをクリックしないでください。
メールリンクを開かず、自身のスマホで直接確認しましょう!
今回届いたメールは、Appleの支払いに関する内容です。
支払いと言えばクレジットカードを想像するかと思います。
クレジットカード情報に関しては「Apple ID」→「お支払いと配送先」で確認ができます。
問題があった場合(クレジットカードの有効期限切れなど)は「要確認」と言った表示が出るので、確認してみてくださいね。
誤ってカード情報を入力した後の対応策
もしカード情報や個人情報を間違って入力してしまったら、直ちにカード会社に連絡することが推奨されます。
カード会社は適切に対応してくれます。
また、クレジットカードの裏面には署名が必須です。
署名がないと、カードが不正利用された場合に保護を受けにくくなるため、必ず署名をしておくことが大切です。
残念ながら、一度住所や名前、電話番号を入力してしまうと、できる対策は限られます。
個人情報が漏洩すると、迷惑メールや不審な電話が増える恐れがあります。
そのため、カードの利用を一時停止することが、さらなる被害を防ぐための有効な手段です。
「お支払い方法の問題」の内容
参考までにメールの内容を添付しますね。
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Apple お支払い方法の問題
お支払い方法の問題
▼お支払い情報を更新
https://s.id/account-Apple-jsp089306kMebaloehCAyG0L_JPO9uePaL
今後ともよろしくお願いいたします。
Apple
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まとめ
「お支払い方法の問題」というメールは詐欺である可能性が高いため注意が必要です。
今回のメールには以下のような疑わしい特徴があります。
- 宛名が一般的で、具体的な宛先が指定されていない。
- 送信者のメールアドレスのドメインが怪しい。
- メールに記載されたURLのリンク先が正規のものではない。
Appleなど大きな会社を装った怪しいメールを受け取ると、不安を感じるかもしれません。
直接そのAppleのカスタマーサポートに問い合わせることが最も安全です。
メールのリンクを直接クリックする前に、送信元や宛名を確認し、疑問点を解消してください。