速達とレターパックの徹底比較 どっち早が早い?費用はどう違う? | 木の葉ブログ

速達とレターパックの徹底比較 どっち早が早い?費用はどう違う?

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日本郵便が2010年に開始した「レターパック」は、全国どこでも一律の料金で迅速に送れるという特長があります。

サービスの詳細は以下の通りです。

  • レターパックプラス:一律520円、A4サイズ、最大4kg、厚さ制限なし。
  • レターパックライト:一律370円、A4サイズ、最大4kg、厚さ3cmまで。

これらは速達郵便と同様、ポストに投函するか郵便局で発送することが可能です。

ただし、「レターパックは速達と同じ速さで届く」との見解に対して、実際の配送速度や速達との料金比較については不明瞭な点があります。

この記事では、レターパックと速達の配送速度とコストについて、丁寧に比較・検証しています。

詳細な分析を行っていますので、ぜひご覧ください。

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速達とレターパック、どちらが先に届く?

郵便

始めに、速達郵便とレターパックの配達スピードを比べてみましょう。

どちらも配達にかかる時間に大きな違いはなく、基本的には同等の速さで届きます。

配達時間の具体的な比較データを下記に示します。

朝の時間帯に発送した場合、配達予定は以下のようになります。

発送元 → 宛先 朝の発送 速達 レターパックプラス 普通郵便
東京 → 北海道 翌日午前 翌日午前 翌日午前 3日後
東京 → 青森 翌日午前 翌日午前 翌日午前 3日後
東京 → 栃木 翌日午前 翌日午前 翌日午前 翌々日
東京 → 大阪 翌日午前 翌日午前 翌日午前 翌々日
東京 → 鹿児島 翌日午前 翌日午前 翌日午前 3日後
東京 → 沖縄 翌日午前 翌日午前 翌日午前 3日後
北海道 → 沖縄 翌日午後 翌日午後 翌日午後 3日後
青森 → 鹿児島 翌々日午前 翌々日午前 翌々日午前 3日後
青森 → 大阪 翌日夕方 翌日夕方 翌日夕方 3日後

午後に発送した場合の配達予定は以下の通りです。

発送元→宛先 午後の発送 速達 レターパックプラス 普通郵便
東京→北海道 翌日午後 翌日午後 翌日午後 3日後
東京→青森 翌日午後 翌日午後 翌日午後 3日後
東京→栃木 翌日午前 翌日午前 翌日午前 翌々日
東京→大阪 翌日午前 翌日午前 翌日午前 翌々日
東京→鹿児島 翌日午後 翌日午後 翌日午後 3日後
東京→沖縄 翌日午後 翌日午後 翌日午後 3日後
北海道→沖縄 翌々日午前 翌々日午前 翌々日午前 3日後
青森→鹿児島 翌々日午前 翌々日午前 翌々日午前 3日後
青森→大阪 翌日夕方 翌日夕方 翌日夕方 3日後

これらの比較から、速達とレターパックプラスで配達速度に差はありません。

さらに、レターパックプラスとレターパックライトは同じ速度で届けられることが一般的ですが、レターパックプラスが料金が高いため優先されるという公式の記載もあります。

ただし、実際にレターパックライトが遅れることはほとんどなく、非常時以外では大きな差はありません。

レターパックプラスは受取人の直接受け取りと受領印が必要で、不在時は配達遅延が起こり得ますが、レターパックライトは郵便受けに投函されるため不在でも問題ありません。

速達も基本的には直接手渡しですが、不在時には郵便受けへの投函が可能です。

日本郵便の公式サイトでは、発送地と目的地の郵便番号を入力することで、レターパックプラスや速達を含む各種郵送物の配達日数を確認できます。

お届け日数を調べる 

配達日数が気になる方は、この機能を利用してみてください。

レターパックと速達料金の徹底比較

比較

次に、レターパック(プラスとライト)と速達郵便の料金を比較してみましょう。

レターパックプラスは全国どこへでも520円、レターパックライトは370円で送れます。

この一律料金体系は非常にシンプルです。

一方、速達郵便の料金は、重さによって追加料金が異なります。

250gまでは追加260円、1kgまでは350円、4kgまでは600円と、重さに応じて追加料金が変わります。

また、ゆうメールを速達で送る場合は1kgまで330円の追加料金がかかります。

この違いから、直接的な比較は少し複雑です。そこで、料金を一覧表にしてみました。

A4サイズの定形外郵便物(厚さ3cm以内)での料金比較は以下の通りです。

重量 速達(定形外規格内) レターパックプラス レターパックライト
~50g以内 380円 520円 370円
~100g以内 400円 520円 370円
~150g以内 470円 520円 370円
~250g以内 510円 520円 370円
~500g以内 740円 520円 370円
~1kg以内 930円 520円 370円

この表から分かるように、A4サイズの定形外郵便物であれば、全重量区分でレターパックライトが最もコストパフォーマンスが高いです。

特に重量が増えるほど、レターパックの価格優位性は顕著になります。

次に、定形外郵便物(厚さ3cm以上、規格外)の料金比較です。

重量 速達(定形外規格外) レターパックプラス レターパックライト
~50g以内 460円 520円 利用不可
~100g以内 480円 520円 利用不可
~150g以内 560円 520円 利用不可
~250g以内 610円 520円 利用不可
~500g以内 860円 520円 利用不可
~1kg以内 1,060円 520円 利用不可
~2kg以内 1,640円 520円 利用不可
~4kg以内 1,950円 520円 利用不可

厚さが3cmを超える場合、レターパックライトは利用できませんが、レターパックプラスは一律料金で、特に重くなるほど速達よりも経済的です。

ゆうメールと速達の組み合わせた場合の比較も見てみましょう。

重量 速達(ゆうメール) レターパックプラス レターパックライト
~150g以内 510円 520円 370円
~250g以内 545円 520円 370円
~500g以内 640円 520円 370円
~1kg以内 690円 520円 370円

ゆうメールでは信書を送ることができませんが、サイズと重量が制限内であればレターパックライトがもっともコスト効率が良いです。

日本郵便のサイトでは、これらの料金を確認できるツールが提供されています。

興味のある方は、以下のリンクから定形・定形外郵便物、ゆうメールの料金を計算できます。

手紙(定形・定形外)の料金計算

ゆうメールの料金計算

レターパックは信書の送付も可能で、特に重量が増すほど、お得になります。

また規格外のサイズであっても、レターパックプラスが非常に経済的な選択肢となります。

レターパックと速達の比較結果まとめ

レターパックと速達を配達の速さとコストで比較した結果、配達速度はどちらも同じであることが確認できました。

つまり、どちらを選択するかは最終的に「料金」が重要な判断基準となります。

コスト面で見ると、「レターパックライト」がもっともお得です。

また、一定の重量以上になると、「レターパックプラス」の方が速達よりもコストが良いことが分かります。

どの重量からレターパックプラスが速達よりも経済的になるかは、先に紹介した料金表をご覧ください。

 

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