子どもの成長を感じるひとつの節目である入学式。
親ならば、この特別な日に子どもの晴れ姿を一緒に見守りたいものです。
しかし、両親が出席する場合、残された兄弟姉妹の面倒を誰が見るのかが気掛かりとなります。
入学式は2時間から半日という長時間を要します。
もし実家が近くにある、または一緒に暮らしており、他の親族が子どもの面倒を見てくれる状況であれば、その間預かってもらうのが最善です。
しかし、そのようなサポートが得られない場合は、兄弟姉妹も一緒に入学式に出席することになるでしょう。
そんな時、気になるのは同行する兄弟姉妹の服装。
本稿では、入学式に参加する兄弟・姉妹の装いとして、年齢に応じた洋服選びをご提案いたします。
家族での素晴らしい記念日を迎えるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
兄弟姉妹の入学式の服装、どうしたらいい?
新規の学生たちには服装規定が定められていますが、一緒に出席する兄弟姉妹の服装に関する具体的なルールはあまり耳にしません。
カジュアル過ぎるのも不適切ですし、他方で、主役ではないために、あまりに正式な装いも考え物ですよね。
詳細にわたって気になる点が存在するものです。
入学式に兄弟や姉妹を同伴する際に抱える疑問に、ここで解決策を提案いたします。
カジュアル服装で入学式に参加しても良いの?
入学式はフォーマルな行事ですので、普段着がそのままではふさわしくない場合が多いです。
しかし、わずか一度のために新しい服を一式購入するのも大変ですよね。
既にお持ちの服を上手く組み合わせてみてはいかがでしょうか。
何も手持ちの服がない場合は、お手頃価格の子供服を新しく購入しても、綺麗な印象を演出することが出来ます。
スーツや制服の装いは好ましい?
もしスーツや制服をお持ちであれば、正式な場に相応しいため、着用しても問題ありません。
特に制服の場合、場違いになる心配もなく、安心してお召しになることができます。
乳幼児を連れた入学式の服装について
ご家庭によっては、普段赤ちゃんに着せている服しか持ち合わせていないことも多いです。
しかし、入学式のようなフォーマルな場にお子様を連れて行く際、どんな服装が適しているのか戸惑う方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、そんな入学式のシーンで赤ちゃんに選ぶべき服装についてアドバイスいたします。
赤ちゃんの装いも礼節をわきまえた洋装を選ぶべき?
赤ちゃんは多くの時間を抱かれることが多いため、過度に服装を気にする必要は必ずしもありません。
しかし、現代では比較的手ごろな価格で赤ちゃん向けの礼服を購入できるため、考慮する価値はあるかもしれません。
赤ちゃんの服装で避けるべき事例について
集合写真を撮影する際には、ほかの子と異なり目立ちすぎる服装は適切ではありません。
特に鮮やかな原色や人気キャラクターがデザインされた衣類は避けるようにしてください。
また、使用感が強く表れているよれよれの衣類も適していません。
女児のフォーマルコーディネート例
赤ちゃん用のロンパースには、フォーマルな場面にも適したデザインが存在します。
入園式などでおむつ交換が必要になった際も、簡単に行える仕様が便利です。
男の子の赤ちゃんのおしゃれな着こなし例
上下がセットになっているコーディネートは、おむつ交換やトイレトレーニングがスムーズに行えるので、実用的です。
入学式における上のお子様の服装について
お子様が中学生以上であれば、制服の着用を推奨します。
制服は、正式な場に相応しい服装として認識されています。
小学生の場合でも、学校が制服を採用しているなら、それを着て行くと適切です。
制服のない学校に通われている中学生や高校生、あるいは小学生のお子様は、襟つきのシャツやポロシャツなどを選ぶと好ましいでしょう。
ボトムスは無地のものを選び、全体の色合いは白黒などのモノトーンでまとめると、落ち着いた印象を与えます。
モノトーン以外にも、グレーや紺色は入学式の装いとして適しています。
ただし、デニムジーンズのようなカジュアルなアイテムは避けた方が無難です。
女の子の場合、ベージュの衣服も清潔感があり好まれます。
小・中学生の兄弟・男子のコーディネート例
お家にある白いドレスシャツやポロシャツに、黒や他の落ち着いた色のスラックスを組み合わせてみてください。
それらを着用するだけで、一気に品のある雰囲気を醸し出せます。
女子学生のおしゃれな着こなしポイント
女の子たちは、清潔感のある白いブラウスやポロシャツを選んで、黒や紺色の適度な丈のスカートと組み合わせると好感度が高まります。
清楚な印象を与える襟つきのワンピースをチョイスするのも、素敵です。
高校生から成人までの服装について
高校に通う学生で制服のある方は、その制服を着用して行くと適切です。
制服がない場合や、非制服の高等学校に通われている場合は、スーツまたはそれに類似したフォーマルな装いが好ましいでしょう。
男子学生は、白色のワイシャツに黒色または濃紺色のブレザーとスラックスの組み合わせが推奨されます。
一方、女子学生は、黒色、濃紺色、あるいはベージュ色のジャケットに、品のあるワンピースを取り入れてみると良いでしょう。
大学生や成人した兄弟姉妹の方々においては、親御さんと同様に、スーツを着用することが望ましいとされています。
入学式に同伴する兄弟姉妹のための留意事項
入学式は、数多くの出席者が一堂に会する重要な儀式です。
そこでの秩序を守り、共に出席する人々のご迷惑とならないよう配慮することが求められます。
兄弟姉妹を伴う場合は、特に以下に挙げるポイントに気を付けましょう。
騒がしくなった際は席を外しましょう
乳幼児や幼稚園生は、集中する力がまだ発達していません。
大人であっても、長い式典で退屈を感じがちですから、小さな子供がずっと静かにしていてくれることは、なかなか難しい事です。
そのため、もしご自身の子どもが騒ぎ出したりぐずったら、周囲への配慮として席を外すよう心がけましょう。
スムーズに席を立てるよう、できれば通路側の席に着席すると良いでしょう。
入学式に臨む兄弟姉妹の装いについて まとめ
入学式とは、その名の通り、さまざまな儀式やセレモニーが執り行われる特別な日であります。
もし、お子様がすでに学校の制服やフォーマルに適したスーツをお持ちである場合は、ぜひともその装いを選んでください。
もしお手持ちの制服やスーツがない場合であっても、普段着の中にあるきちんとした服や、お手頃な価格のファッションアイテムで対応することができます。
本記事を参照していただき、ご家族皆様で入学式を華やかに過ごす準備をしましょう。