清水港の夏を彩る「清水みなと祭り」の海上花火大会は、夜空と水面を豪華に染める大イベントです。
観光客の皆さんも地元のお祭り気分を味わいながら、ぜひ迫力満点の花火を楽しんでください。
今年の花火大会では、約1万発もの花火が60分間で打ち上げられ、スピード感あふれるショーが見どころです。
本記事では、開催情報から穴場スポット、準備のコツまでを親しみやすい語り口でご紹介します。
最後まで読んで、清水みなと祭りの花火を120%満喫しましょう!
花火大会の基本情報を押さえよう
まずは清水みなと祭り花火大会の基本情報から確認しましょう。
開催日時やアクセス方法を事前に把握して、当日をスムーズに楽しみたいですね。
清水みなと祭りの花火大会の開催日程と時間
清水みなと祭りの海上花火大会は、例年夏の祭り最終日に実施されます。
今年(2025年)の開催日は8月3日(日)で、19:30~20:30の1時間にわたり花火が打ち上げられる予定です。
8月1日(金)から3日(日)まで祭り自体が開催され、そのフィナーレとして日の出埠頭沖の台船から花火が次々と夜空に放たれます。
約30万人もの人出で賑わう人気イベントなので、当日の夜は周辺が大変活気づきます。
有料席の予約方法とメリット
清水みなと祭りの花火大会には一般向けの有料席は基本的に設けられていません。
そのため、観覧場所は早い者勝ちで場所取りが行われます。
しかし、「特別観覧席」と呼ばれるエリアが用意される年もあります。
例えば2025年は個人協賛という形で1口5,000円の寄付をすると招待観覧エリアの入場チケットがもらえる仕組みがあります。
この協賛席を利用すれば、花火を間近で座って鑑賞でき、早朝からの場所取りも不要になるのがメリットです。
また、会場近くのエスパルスドリームプラザでは飲食店の特別席プランが用意される場合もあります。
ドリームプラザの海側デッキ席からは花火の音や光を存分に楽しめ、グルメやショッピングも一緒に楽しめる大型施設なので、家族連れにも人気ですよ。
混雑や交通規制・アクセス情報
花火大会当日は大変な混雑になります。
打ち上げ会場の日の出埠頭周辺は夕方以降、交通規制が実施され車両通行止めになります。
特に祭り期間中はメイン会場付近の道路(さつき通りなど)が17:30~21:30頃まで通行止めとなるのでご注意ください。
駐車場は公式には用意されていないため、車での来場はおすすめできません。代わりに公共交通機関の利用が便利です。
最寄りのJR清水駅から会場まで徒歩20分、静岡鉄道の新清水駅から徒歩15分ほどでアクセスできます。
祭り期間中は清水駅周辺から無料のシャトルバスが運行される年もありますので、最新情報を公式サイトでチェックすると安心です。
また、人混みを避けたい場合は、少し離れた駅周辺や臨時バス停で時間に余裕を持って移動しましょう。
電車・バス利用なら、帰りの時間も混雑しますが臨時便が出ることがあります。
地元当局も「周辺の駐車場は大変混雑しますので、公共交通機関をご利用ください」と呼びかけています。
穴場スポットを徹底紹介
有名な清水港の花火ですが、「知る人ぞ知る」鑑賞スポットも存在します。
ここでは、観光客にはまだ知られていない穴場スポット5選を紹介します。
どれも地元民がおすすめする場所で、家族連れでゆっくり楽しめる静かなエリアも含めています。
Googleマップへのリンクやアクセスのヒントも併せて記載するので、当日のプランニングに役立ててくださいね。
知る人ぞ知る!花火鑑賞の穴場5選(家族向け含む)
それでは清水みなと祭り花火大会の穴場スポットを5つ見ていきましょう。今年は混雑を避けて、いつもと違う視点から花火を堪能してみませんか?
- 三保内浜海水浴場(みほうちはまかいすいよくじょう)広い砂浜から花火を眺められる穴場です。清水港の対岸、三保半島側に位置し、打ち上げ会場からは少し距離がありますが、その分人混みが少なくゆったり鑑賞できます。
砂浜にシートを敷いて座れば、波音を聞きながら大輪の花火を楽しめます。
夜は海風が心地よく、家族連れでピクニック気分で見るのにも最適です。
(※アクセス:JR清水駅から三保方面行きバスで「三保松原文化公園」下車、徒歩約5分)。
- エスパルスドリームプラザ海側デッキ清水港の商業施設「エスパルスドリームプラザ」の海沿いデッキは隠れたビュースポットです。祭り当日は屋上やデッキが開放され、多くの屋台も出店します。
ここの魅力は、食事や買い物を楽しみながら花火が見られること。
もし日の出埠頭での場所取りに失敗しても、諦めずにドリームプラザへ移動すれば花火の迫力ある音と光を楽しめます。
小さなお子さんには館内のちびまる子ちゃんランド(漫画のテーマパーク)もあるので、夕方まで遊んで夜に花火鑑賞というプランもいいですね。
館内にはフードコートやレストランも充実しており、トイレなど設備面でも安心です。
(アクセス:JR清水駅東口から無料シャトルバスで約10分。または徒歩20分程度)
- 折戸潮彩公園(おりどしおさいこうえん)日の出埠頭の対岸に位置する地元民おすすめの公園です。2016年開園の比較的新しい公園で、広々とした芝生が特徴。
遮る建物がないため花火を間近に大迫力で鑑賞できる穴場スポットです。
無料駐車場もあり車で行けますが、人気が出つつある場所なので夕方までに場所取りするのがおすすめ。
地元の方が集まりますがメイン会場ほど混雑せず、レジャーシートを敷いて寝転びながら花火を見上げることもできます。
ファミリー向けの設備(トイレ・自販機)も整っており、小さな子ども連れでも安心して楽しめるでしょう。
(アクセス:JR清水駅から三保方面行きバス「東折戸」下車徒歩5分)
- 清水日本平運動公園(しみずにほんだいらうんどうこうえん)通称IAIスタジアム日本平(清水エスパルスの本拠地スタジアム)の隣にある運動公園で、高台に位置する穴場です。打ち上げ会場から約2km離れていますが、そのぶん車で行けて大きな駐車場も利用できます。
夜景スポットとしても知られ、ここからは清水港越しに花火と市街地の夜景を一望できます。
人混みが苦手な方や静かに花火を楽しみたい方におすすめで、レジャーシートとお弁当を持参してゆったり過ごす地元家族も多いです。
山の上で自然が多い場所なので虫除けスプレー必携です。
涼しい風が吹くこともあるので羽織るものがあると良いでしょう。
(アクセス:JR清水駅から車で20分、または静鉄バス「日本平運動公園入口」下車すぐ)
- 日本平山頂展望台(にほんだいらさんちょうてんぼうだい)清水区を見下ろす日本平の山頂にある東展望台は、夜景と花火を同時に楽しめる贅沢スポットです。距離はありますが見晴らしが素晴らしく、空気が澄んだ日には富士山や駿河湾まで望めます。
夜空高く開く花火を見下ろすような形になるため、メイン会場で仰ぎ見る花火とは一味違った美しさがありますよ。
カップルのデートスポットとしても人気で、花火と夜景のロマンチックな共演が楽しめます。
こちらも駐車場完備ですが、帰り道は暗くなりますので懐中電灯を用意し、安全運転で降りましょう。
(アクセス:JR静岡駅から日本平ロープウェイ行きバスで終点下車、徒歩5分)
以上の5スポットは、いずれも混雑を避けつつ花火を満喫できる場所です。
それぞれ特色がありますので、ご自身の旅行プランに合った場所を選んでくださいね。
「ゆっくり座って観たい」「地元の雰囲気を味わいたい」「カメラで綺麗に撮りたい」など目的別に検討するとよいでしょう。
花火観覧の準備と注意点
楽しい花火観賞にするために、事前の準備も大切です。
以下に観覧時に必要なものやあると便利な持ち物をまとめました。
当日の会場で「しまった!」とならないよう、チェックリスト感覚でご覧ください。
観覧時に必要なものとおすすめの持ち物
- レジャーシートや敷物:長時間座っても疲れないよう厚手のシートや小さなクッションがあると快適です。地面が湿っていても敷物があれば安心ですね。
- 虫除けスプレー:夏の夜は蚊が多いので必需品です。刺されてしまうと花火どころではなくなってしまいますから、事前にシュッとひと吹きしておきましょう(特に草地や公園で観覧する場合は念入りに)。
- 飲み物や軽食:屋台も出ますが、行列で買えないこともあるので水分やおやつを持参すると◎。熱中症対策にお茶やスポーツドリンクを用意し、塩分チャージできるタブレットなどもあると安心です。
- 上着やタオル:夏とはいえ夜風で肌寒く感じることもあります。薄手の上着を用意しておけば冷え対策になります。また、汗拭きや急な雨対応にタオルも役立ちます。
- 携帯ライト(懐中電灯):観覧後の移動や足元確認に便利です。特に公園や浜辺など暗い道を歩く場合、小型の懐中電灯やスマホのライト機能を使って安全に帰りましょう。
- 簡易トイレ/ティッシュ:会場のトイレは長蛇の列になりがちです。万一に備え簡易トイレがあると安心。ウェットティッシュや手指消毒も持っていると衛生的です。
- 小銭やビニール袋:屋台用に小銭を準備しておくとスムーズです。また、ゴミ袋を持参し、自分の出したゴミは各自持ち帰るマナーを守りましょう。
以上が基本的な持ち物リストです。
特に虫除けと水分補給はお忘れなく。
荷物は必要最低限にまとめ、身軽に動けるようにしておくと良いですね。
浴衣で行く方は歩きやすいサンダルや下駄を履き、絆創膏も忍ばせておくと靴擦れ対策になります。
万全の準備で、花火大会を快適に楽しみましょう。
よくある質問(Q&A)
最後によくある質問にお答えします。
初めて清水みなと祭りの花火を見に行く方が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
花火の混雑具合と眺めるのに適した時間は?
Q. 花火大会はどのくらい混雑しますか?また、花火を見るのに適した時間帯はありますか?
A. 清水みなと祭りの花火大会は毎年約30万人もの人出がある非常に人気のイベントです。
特に打ち上げ開始直前の19時頃には会場付近が身動き取れないほど混雑します。
少しでも良い場所で見たい場合は夕方16~17時頃までに現地入りし、場所取りを始めるのがおすすめです。
公式には当日15:00から場所取り解禁となっており、シートを敷いての場所確保が可能になります。
そのため地元の人はお昼過ぎには集まり始め、17:30に観覧エリアが再開放されると一気に人が増えます。
花火自体の見どころとしては、19:30の打ち上げ開始直後からいきなりクライマックス級の連発があるのが清水港花火の特徴です。
また、ラスト20:20頃からフィナーレにかけては最大号数の大玉が連続で上がり圧巻ですよ。
しっかり全編楽しむためには、開始30分前までに所定の場所で待機し、ゆっくり夜空を見上げられる体勢を整えておきましょう。
混雑ピークの時間帯(19~20時)はトイレも長蛇の列になりますので、18時台のうちに早めに済ませておくこともポイントです。
なお、人混みを避けたい場合や小さいお子さん連れの場合は、上記で紹介した穴場スポットに早めに移動しておくと比較的ゆったり観覧できます。
いずれにせよ、時間に余裕を持って行動し、花火開始前の夕焼け空から夜への移り変わりも含めて清水港の雰囲気を楽しんでくださいね。
まとめ
清水みなと祭りの花火大会は、港町・清水ならではの開放的なロケーションで繰り広げられる夏のハイライトです。
基本情報を押さえて計画を立てれば、当日はスムーズに行動できるでしょう。
穴場スポットを活用すれば混雑を避けてゆったり花火鑑賞も可能です。
地元グルメを味わいながら夜空に咲く大輪を眺めれば、旅の思い出に残ること間違いなし。
今年の清水港の花火は、テーマ「祭りの力を未来に繋ぐ」のもと例年以上に華やかな演出が期待されています。
ぜひ観光で清水を訪れる皆さんも、一緒に「港かっぽれ」の踊りや屋台の賑わいとともに、日本の夏祭り文化を満喫してください。
安全に配慮しつつ、心に残る夏のひとときをお過ごしくださいね。
清水みなと祭りの花火、楽しんでいってらっしゃい!