「足をひねってしまった」「膝が不安定で心配」そんなとき、今すぐテーピングが必要になることはありませんか?
特に夜間や休日、薬局やスポーツショップが閉まっているときには、24時間営業のコンビニが頼りになる存在です。
しかし実際のところ、コンビニでテーピングは買えるのでしょうか?
そして、その価格や種類はどの程度なのでしょうか?
この記事では、セブン・ファミマ・ローソンの主要3社におけるテーピングの取扱状況、価格相場、類似商品の有無、さらにはドラッグストアや100均、通販との違いまで徹底調査。
いざというときに迷わず動けるよう、コンビニで買えるテーピングの実情をわかりやすく解説していきます。
コンビニで買えるテーピングの価格相場と特徴
結論から言うと、コンビニでテーピングを見つけるのは難しいのが現状です。
大手コンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)では常備されていないケースが多く、住宅街の一般店舗ではテーピング在庫ゼロという報告もあります。
これは陳列スペースの限界や需要の少なさによるもので、サイズ・用途多様なテーピングは限られた売場に並べにくい事情もあるようです。
そのためコンビニに駆け込んでも置いていない可能性が高いことを覚えておきましょう。
もしコンビニで運良くテーピングを購入できる場合、価格帯はおおよそ200~500円前後とされています。
ただしテープの種類(伸縮性や長さ)によって幅があり、伸縮性が高く長尺のものほど価格は上がる傾向です。
例えば短めの非伸縮テープなら比較的安価ですが、キネシオロジーテープ(伸縮テープ)や長巻タイプだと500円を超えることもあります。
またコンビニでは利便性分だけ割高に設定されている場合もあり、同じ商品でもドラッグストア等に比べ高めの値段になることが少なくありません。
取扱商品の特徴として、コンビニで見かけるテーピングはごく限られた種類です。
店舗によりますが、小型ロールのホワイトテープ(固定用)やキネシオテープ(伸縮テープ)が1種類あるかないか、といった状況です。
実際には「絆創膏や冷却シートは置いてあるがテーピングは無い」という店舗がほとんどで、もし扱っていても医薬品コーナーや生活雑貨コーナーにひっそり置かれている程度です。
いずれにせよ数百円で買える小規模なテープが中心で、スポーツ用の本格的なテーピングテープが充実しているわけではありません。
▶コンビニのテーピング代用品: テーピングが見当たらない場合、コンビニに置いてある類似商品として「伸縮包帯」があります。
セブン-イレブンやローソンでは「伸縮包帯」(約300~500円)を販売しており、これはテーピング代わりに使える伸縮性のある包帯です。
自着式(くっつくタイプ)のものもあり、患部に巻いて軽いサポートが可能です。
ただし固定力はテーピングより劣るため、あくまで応急的なサポートと考えましょう。
セブン・ファミマ・ローソン主要3社のテーピング取り扱い比較
主要コンビニ3社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)について、それぞれのテーピング取り扱い状況を比較してみましょう。
どのチェーンでも基本的には常備ではありませんが、店舗規模や地域によってまれに扱いがあります。
- セブン-イレブン: 取り扱い状況: 基本的に販売されていません。定番商品ではなく、ごく一部の大型店や都市部店舗でまれに「テーピングテープ」(価格目安約500~800円)を医薬品コーナーに置いている程度です。全国2万店以上(2025年時点)の規模ですが、SNS上の「セブンでテーピング見つけた」という声もまれで、都市部の大型店以外ではまず見つからないと考えたほうが良いでしょう。
絆創膏やマスク類は充実していますが、本格的なテーピングは通常置いていないため、セブンでは期待しすぎないほうが無難です。
- ファミリーマート: 取り扱い状況: こちらも常備ではなく店舗次第。調査では多くの店舗で在庫なしとの報告があり、「基本的に置いていない」と考えるべきです。ただし地域や店舗規模によっては、生活雑貨や健康グッズのコーナーに「スポーツテープ」(約500~700円)を仕入れているケースがあります。
特にスポーツイベントが多い地域や大きめの店舗では、需要に応じて入荷している傾向があります。
公式には常備商品と案内されていないため、売り場は絆創膏や消毒液の近くを目安に探し、無い場合は店員さんに確認するのが確実です。
- ローソン: 取り扱い状況: ローソンでも基本置いていません。複数店舗の調査でも、絆創膏や冷却シートはあってもテーピングテープの棚は見当たらないとの結果でした。ただ一部店舗では例外的に「キネシオロジーテープ」(伸縮テープ、約500~800円)を医薬品コーナーに置いていた事例があります。
ローソンはPB(プライベートブランド)商品に力を入れており、医療品コーナーも独自選定の少数精鋭になりがちです。
2025年4月時点で公式サイトにテーピングの掲載はありませんが、ごく一部店舗で販売確認例ありとの情報があります。
確実に欲しい場合は、店舗に電話で在庫確認するか、朝の商品の入荷直後(7時頃)を狙うと見つかる可能性があります。
以上のように、主要3社とも「基本的にテーピングは売っていない」が共通認識です。
ニーズの高まる駅ナカの大型店や観光地の店舗では応急処置用に置いてあることもありますが、かなり運次第と思ったほうがよいでしょう。
コンビニをあてにするより、余裕があれば薬局やスポーツショップに行くほうが確実です。
どうしてもコンビニで探す場合は、店員さんに在庫を尋ねたり、絆創膏類の近くにテーピングの簡易版がないかチェックするなど工夫してください。
コンビニ vs 他チャネル:100均・通販・専門店との価格差と違い
コンビニで購入できない場合や、もっと安く手に入れたい場合、他の販売チャネルも考えましょう。価格面や商品ラインナップの違いを比較すると次の通りです。
- ドラッグストア(薬局): 最も確実に入手できる販路。マツモトキヨシ、ウエルシア、ココカラファイン等の大手薬局では、テーピングを常時取り扱っている店舗が多く安定しています。価格は製品にもよりますが、300~800円程度が主流で、コンビニより割高なことは少ないです。
医療用品コーナーに各種サイズ・タイプが並んでおり、選択肢が豊富なのもメリットです。
また店員に相談すれば用途に合った製品を教えてもらえる場合もあります。
急ぎの際はまずドラッグストアを探すのがおすすめです。
- スポーツ用品店: スーパースポーツゼビオやヒマラヤスポーツなどでは、競技用に特化したテーピングが揃っています。例えばラグビー用の強力固定テープや、バレーボール用の指テープなど用途別の商品も見つかるので、目的がはっきりしている場合に最適です。価格は一般の薬局と同程度かやや高めですが、その分専門的で高品質なものが入手できます。
品揃えは豊富ですが営業時間が限られるため、行く前に在庫を電話確認したり店舗の在庫検索を利用すると安心でしょう。
- 100円ショップ(ダイソー・セリア等): 値段重視なら最安の選択肢。ダイソーやセリアでは110円(税込)で「スポーツテープ」や「伸縮包帯タイプのテープ」などが買えます。例えばダイソーのテーピングテープ(伸縮タイプ)は幅50mm×約2mと短尺ですが、税込110円で手軽に試せます。
セリアでも粘着包帯のようなテープが販売されています。
ただし品質や性能はプロ用品に劣ることが多く、粘着力や伸縮性が不十分な場合もあります。
実際「急場しのぎには◎だったが、激しい動きではズレやすかった」という声もあります。
一時的な応急用途と割り切り、長時間や激しい運動には不向きと心得ましょう。
- ディスカウントストア(ドン・キホーテ等): 100均よりは価格帯は上がりますが、ドンキではノーブランドの安価なキネシオテープが売られていることがあります。値段は数百円台で、長さや幅も様々です。ユニークな品揃えのドンキらしく、意外な掘り出し物が見つかるかもしれません。
ただし、こちらも医療グレードでない可能性があり、品質はピンキリです。
購入時はパッケージ表示をよく読み、肌に貼って問題ない素材か確認すると安心です。
- ネット通販(Amazon・楽天市場など): 種類・価格ともに最強の選択肢。急ぎでなければ通販が確実で、好きな種類を選べます。Amazonや楽天では常時数十種類以上のテーピングが販売されており、例えばニチバンの「バトルウィン非伸縮テープ38mm×12m」が約350~600円、キネシオロジーテープ50mm×5m×6巻セットが約1,000~1,800円など、実店舗より安い場合も多いです。
送料無料条件やクーポンを使えばさらにお得に手に入ります。
まとめ買いセットだと1巻あたりの単価が大幅に下がり、コスパ抜群です(後述の比較参照)。
レビューで使用感を確認できるのも初心者には安心ポイントです。
難点は届くまでタイムラグがあることですが、最近は当日~翌日配送もあるため、緊急でなければ通販活用が賢いでしょう。
▼価格面の比較補足: コンビニは緊急時の利便性ゆえ割高、100均は初期費用最安だが単位量あたりは必ずしも安くなく、専門店・通販では大量購入による割安感が得られます。
例えばある比較では、25cmあたりのテープ価格は大手メーカー品で約96円、100均テープで約27円、格安通販ブランドではわずか13円程度という結果もあります。
このように長さ単価で見ると通販のまとめ買いが断然お得で、100均テープは短い分割高になるケースもあります。
したがって、頻繁に使う場合はネットや専門店でまとめ買いし、コンビニ購入は「本当に緊急の一巻き」にとどめるのがお財布に優しい選択です。
コンビニでの在庫確認と取り寄せは可能?賢い確認方法
どうしてもコンビニでテーピングを調達したいとき、在庫の有無を事前に確認する方法や、店舗に取り寄せ依頼ができるかが気になるところです。
効率的に探すためのポイントをまとめます。
在庫の効率的な確認方法
- 店舗へ電話で問い合わせ: 一番確実なのは直接店舗に電話して在庫を確認することです。店員に「テーピングテープの在庫はありますか?」と聞けば、あれば取り置きをお願いすることもできます。特に深夜や早朝に行く前に電話で確認すれば、無駄足を避けられます。
ローソンなど公式サイトに載っていない商品でも、一部店舗にあると判明しているので、電話確認が手っ取り早いでしょう。
- 7-イレブン公式アプリの在庫検索: セブン-イレブンでは公式スマホアプリ上で近隣店舗の在庫状況を検索できる機能があります。商品名で検索し「在庫のある店舗を探す」をタップすると、周辺店舗ごとに「◎在庫あり」「△残りわずか」「-在庫なし」と表示されます。※すべての商品が検索対象ではないようですが、日用品カテゴリーの商品ならヒットする可能性があります。
ファミマやローソンには同様の在庫検索機能は(2024年時点では)無いので、セブン利用時にはこのアプリを活用すると便利です。
- 店頭で店員に尋ねる: 来店した場合は店員さんに「テーピング置いてますか?」と確認しましょう。売場に見当たらなくても、バックヤードに在庫が残っている可能性もゼロではありません。医薬品は万引き対策でレジ裏にある店舗もあります。恥ずかしがらず聞くのが賢明です。
- 応急処置コーナーをチェック: 店舗によっては絆創膏や湿布など応急処置グッズの棚に、包帯や伸縮テープなど代用できるものが置かれていることがあります。テーピング専用品が無くても、「伸縮包帯」「サポーター」「テーピング固定用テープ(少量)」などが隅にないか探してみてください。
- 複数店舗を効率よく回る: 都市部なら半径500m内にコンビニが複数ある場合も。電話やアプリであたりを付けたら、ついでに近隣の別チェーンも梯子すると見つかる確率が上がります。セブン→ファミマ→ローソンの順に歩いて回る、といった作戦も検討しましょう。
時間との勝負ですが、幸いコンビニは密集していることも多いです。
なお、コンビニで見つからなかったからといって無理に遠くの店舗へ移動するより、まずは患部の応急処置(冷やす・固定)を優先してください。
その間に家族や友人に薬局へ買いに行ってもらうなど協力を仰ぐのも一つの手です。
慌てず落ち着いて対処しましょう。
取り寄せ(お取り置き)はできる?
コンビニの商品を取り寄せ注文できるかはケースバイケースです。
基本的にコンビニは在庫管理がシビアで、「普段売れない商品」は置かない主義です。
しかし次の条件が揃えば取り寄せ可能な場合もあります。
- 店の発注システムに登録された商品であること: そもそもテーピング自体が発注可能な商品として登録されていれば、棚に無くても発注リクエストは可能です。店長にお願いすれば、次回納品で取り寄せてくれる可能性があります。
- 複数個まとめて注文する覚悟: コンビニ側も売れ残り在庫は持ちたくないため、取り寄せには最低◯個単位というハードルがあります。例えば「3個一組でないと発注できない」といったケースでは、「全部自分で買い取りますので発注お願いします」と依頼すれば応じてくれることもあります。実際、店長裁量で発注してくれた例もあるようです。
- 店員さんとの相談: 具体的にどう頼めばいいか迷うところですが、「○○という商品を取り扱っていないでしょうか?もし今ないようでしたら取り寄せていただくことはできますか?」と丁寧に相談しましょう。店長クラスに話が通れば前向きに検討してくれることもあります。ただし絶対ではない点は留意してください。
発注期限が過ぎている、チェーン全体で扱い終了した商品などは難しいです。
以上より、コンビニでの取り寄せは「できる場合もあるが保証はない」と言えます。
どうしてもそのコンビニで欲しい事情がない限り、素直に在庫がある他店(薬局など)に行った方が早いでしょう。
取り寄せ依頼する場合は、日数に余裕をもってお願いすること(発注から入荷まで通常1~2日以上かかります)と、届いたら確実に購入することをお約束するのがマナーです。
まとめ:今すぐ買う?備えておく?テーピングの買いどき・使いどきを見極めよう
以上、コンビニで買えるテーピングの値段相場や取り扱いブランド、種類の違いについて詳しくご紹介しました。
コンビニのテーピングは、ドラッグストアやスポーツ用品店に比べると種類や在庫は限られるものの、「すぐに欲しい」場面では大きな安心感を与えてくれます。
特に24時間営業の店舗が多いため、夜間の急なケガや通勤・通学中のトラブルにも対応できるのが魅力です。
ただし、利便性が高い分、価格はやや割高な傾向があるため、日常的に使う方やスポーツの本格的なサポート用に使いたい方は、ドラッグストアや通販での購入を検討するのが賢明です。
テーピングの種類(伸縮性・幅・固定力など)によっても使い心地や用途が変わってくるため、用途に合ったタイプを選ぶことが、快適で安全な使用への第一歩となります。
いざというときに慌てないためにも、コンビニでどんなテーピングが買えるのかを把握しておくことは大きな備えになります。
自分の生活スタイルやケガのリスクに合わせて、最適な購入方法・保管方法を見つけておきましょう。