世界屈指のスケールを誇る、ドバイのカウントダウン花火。
超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」から放たれる圧巻の花火とレーザーショー、人工島「パーム・ジュメイラ」全体を使ったパノラマ花火…まさに世界がうらやむ年越しイベントです。
けれど、いざ現地で年越しを迎えようとすると、想像以上の人混みや交通規制に苦戦することも。
「せっかく来たのに、花火が全然見えなかった」「渋滞で間に合わなかった」なんて後悔は、絶対に避けたいですよね。
そこで本記事では、2025年~2026年の年越しに向けて、ドバイのカウントダウン花火の穴場スポットを厳選。
アクセスしやすさ、混雑状況、視界の抜け感、写真映えするアングルまで、実用的な情報を盛り込みました。
あなたのドバイでの年越しが、人生で一番の感動体験になるよう、最高の場所選びをお手伝いします。
ドバイのカウントダウン花火ガイド
ドバイの年越し花火は世界的に有名で、2025年のカウントダウンも記録的なショーが予定されています。
ドバイでは毎年、大晦日に街中の各所で壮大な花火と光の演出が繰り広げられます。
中でもブルジュ・ハリファは世界一高い超高層ビルをスクリーンに見立て、LED照明とレーザー光線を組み合わせた圧巻のショーを展開します。
毎年100万人規模の観衆が詰めかけるほどの人気で、今年(2025年→2026年)は史上最大規模のレーザー&花火ショーで世界記録を更新すると発表されています。
また、花火はブルジュ・ハリファだけでなくアトランティス・ザ・パーム(パームジュメイラ)、ブルジュ・アル・アラブ、グローバル・ヴィレッジ、ドバイ・フェスティバルシティなど市内各所で打ち上げられます。
このようにドバイの年越しは街全体がステージとなり、新年を迎える瞬間はまさに 「ここでしか体験できない」特別な光景となります。
魅力と今年の見どころ
ドバイの年越しカウントダウン花火の魅力は、そのスケールと演出の豪華さにあります。
ブルジュ・ハリファのショーでは毎年テーマに沿った音楽に合わせて花火とLED照明がビル全体を彩り、8分以上にわたるド派手な演出で観客を魅了します。
ビル自体が巨大な花火台となり、360度どこからでも観賞できるのも特徴です。
例えば2024年→2025年のカウントダウンでは、史上最大数のレーザーと花火を組み合わせた世界記録級のショーが開催されました。
また、ドバイ・ファウンテンの噴水ショーとのコラボレーションも見どころで、花火と噴水と音楽が完全にシンクロした演出は「まるで夢を見ているようだ」と評判です。
一方、パームジュメイラの花火もドバイならではの圧巻の光景です。
ヤシの木の形をした人工島の輪郭に沿って無数の花火が次々と打ち上がり、島全体が光の輪郭で浮かび上がります。
特に島先端の高級リゾート「アトランティス・ザ・パーム」で打ち上がる花火は規模が大きく、毎年世界中からゲストを招いたガラディナーと共に華やかなショーを繰り広げます。
その豪華さは、一度見れば忘れられない「島全体のイルミネーション」とも言えるでしょう。
今年の年越しも有名歌手を招いたライブパフォーマンスや特別演出が予定されており、例年以上に盛大なお祝いになると期待されています。
さらにブルジュ・アル・アラブ(帆船型の7つ星ホテル)も、新年には目の前の海上から花火を打ち上げます。
以前には「世界最長の花火ショー」の記録を打ち立てたこともあるほどで、その豪華さは折り紙付きです。
その他、市内テーマパークのグローバル・ヴィレッジでは世界各国の新年に合わせた花火、ドバイフレーム(額縁型展望台)でも近年は花火とレーザーのショーが行われ、街の至る所が新年の花火で輝きます。
「なんでも世界一」のドバイらしく、年越しの瞬間は街全体が巨大なエンターテインメント会場となるのが今年の最大の見どころです。
計画の立て方・注意点
壮大なドバイのカウントダウン花火を楽しむためには、事前の計画と十分な準備が欠かせません。
まず当日のスケジュールですが、メイン会場のドバイ・ダウンタウン周辺では午後早い時間から大規模な交通規制と入場規制が始まります。
具体的には、最寄りのドバイモール駅(ブルジュ・ハリファ/ドバイモール駅)は16時に閉鎖され(それ以降は電車が駅に停車しません)、ダウンタウン周辺の道路も夕方以降は次第に封鎖され車両進入ができなくなります。
さらに、中心部の観覧エリアは17時までに入場しないと締め出されてしまう場所もあります。
例えばブルジュ・ハリファ正面のブルジュ・パークは毎年大人気ですが、17時前に入場しないと中に入れず、入れたとしても真夜中まで7時間以上その場で待機する必要があります。
このため「体力に自信がない方には正直厳しい」と現地体験者も語っています。
入場規制にも注意が必要です。
ダウンタウン中心の一部エリア(ファミリーゾーン)では男性グループだけの入場不可という制限が設けられています。
これは毎年大勢の観光客が詰めかけるため混乱防止策として導入されたもので、家族連れや女性同伴でない男性だけのグループは特定エリアに入れない場合があります。
現地では案内表示に「FAMILIES ONLY(家族専用)」と掲示されているので、男性だけで行動する方はエリア選びに気を付けましょう。
持ち物や飲食にも留意しましょう。
公式観覧エリアによっては飲食物の持ち込み禁止のルールがあります。
年越しまで長時間になりますが、飲み物や軽食を事前に買って持ち込むことはできず、会場内の売店に限られる場合があります。
また大きな荷物はセキュリティ上持ち込めない可能性があります。
身軽な服装で、防寒対策(ドバイの夜は冬でも冷え込むことがあります)も忘れずにしていくとよいでしょう。
特に海沿いは夜風で冷えるため、薄手の上着があると安心です。
何より重要なのは帰りの計画です。
カウントダウン花火終了直後、ダウンタウン周辺は深夜にも関わらず数十万人規模の人出でごった返します。
年越し後は公共交通機関も特別ダイヤとなりますが、駅は閉鎖されたままの場合があり、結局多くの人が徒歩でホテルへ戻る羽目になります。
タクシーも需要が殺到してまず捕まりません。
仮に運良く拾えても、渋滞で動かず料金も深夜割増+需要過多で通常の5倍近く跳ね上がることも報告されています。
現地で実際に年越しを体験した旅行者も「深夜に何時間も歩いて帰ることになり、新年早々ヘトヘトになった」という声もあります。
したがって宿泊ホテルはなるべく観覧場所から徒歩圏内に取るか、深夜まで営業している近隣のカフェやレストランで人波が引くのを待つなどの策を考えておきましょう。
事前計画と心構え次第で、混雑によるストレスを大幅に軽減できます。
アクセス・混雑回避のコツ
ドバイで年越し花火を快適に楽しむためには、アクセス方法の工夫と混雑を避ける戦略が鍵となります。
まず公共交通機関を利用する場合、先述の通り最寄り駅(ドバイモール駅)は夕方に閉鎖されてしまうので、一つ手前の駅で下車して徒歩移動するのがおすすめです。
例えばビジネス・ベイ駅やファイナンシャル・センター駅で降りて歩けば、主要エリアに比較的近づけます。
実際、前年に現地を訪れた旅行者も「帰りの電車混雑を避けるためブルジュ・ハリファ駅は使わず、一駅隣のビジネス・ベイ駅付近で観賞した」と述べています。
駅から多少歩くことになりますが、その分、人混みを避けやすくスムーズに移動できるでしょう。
車移動の場合は、年越し当日はダウンタウン周辺に駐車するのは事実上不可能です。
道路封鎖だけでなく、駐車場も早い時間に満車になり、新年明け後もしばらく出庫できないケースがあります。
もしレンタカーやタクシーで向かうなら、規制区域の外側(例えばTrade Centreエリアやアル・ワスル通り周辺)で降りて徒歩で会場に向かうことを計画しましょう。
特に帰路は大渋滞になりますので、徒歩+電車を組み合わせるのが無難です。
ドバイメトロは年越し時には終夜運転や特別ダイヤとなる年もありますが、混雑緩和のため主要駅を通過したり一時閉鎖する措置がとられることがあります。
事前にRTA(道路交通局)の発表する運行スケジュールを確認し、無理に深夜に動かずホテル近辺でゆっくり夜明かしするくらいの余裕を持つと安心です。
混雑回避の最大のポイントは、観賞スポットの選び方です。
大迫力の花火を間近で見るのも魅力ですが、その分長時間の待機や激しい人波に晒されます。
そこで、少し離れた場所からゆったり鑑賞するという選択肢も検討しましょう。
実はドバイには、中心部から離れていても花火が良く見える穴場スポットが数多く存在します。
例えばダウンタウンから数km離れた公園や、高台のバー、高層ホテルのルーフトップなどからは、混雑とは無縁の環境でゆっくりと花火を眺めることができます。
後述するように、現地に精通した旅行者たちはこうした穴場を上手に活用して、「待ち時間ゼロ・ストレスフリー」でドバイの年越しを満喫しています。
混雑を避けるコツはまさに「視点を変えること」。
自分の旅のスタイルに合わせてベストな場所を選び、ドバイならではの年越しを快適に楽しみましょう。
厳選穴場スポット
ドバイ在住者や経験者がおすすめする混雑回避の穴場スポットを、エリア別にご紹介します。
どのスポットも比較的人混みが少なく、アクセスや眺望に工夫を凝らせば快適に花火鑑賞ができる場所ばかりです。
それぞれの特徴やアクセス方法、視界の良さを詳しく解説しますので、旅行計画の参考にしてください。
ブルジュ・ハリファ周辺
ドバイモールやブルジュ・ハリファ周辺の中心地から少し離れた場所には、ゆったり花火を見られる隠れたスポットが点在しています。
- ビジネス・ベイ駅近くの公園(Downtown南端) – ブルジュ・ハリファの南側、ビジネス・ベイ駅を降りて徒歩5分ほどの場所にある無名の公園エリアは、穴場中の穴場です。中心地の公式観覧エリアから歩いて15分程度離れているだけで人出がぐっと減り、直前まで周囲でお茶をしながら待機できるゆとりがあります。高層ビルの合間からブルジュ・ハリファ全体を正面に視界良好で捉えられ、手前に遮る建物もありません。
実際にこの場所で鑑賞した旅行者によれば、開始10分前でも「人はいるけれど混み合っておらず、ゆっくり見られた」とのこと。
近くにカフェやレストラン、トイレもあるため長時間の待機も安心です。
公式会場の喧騒を避けつつ、ほぼ正面から花火を楽しみたい方におすすめです。
- DAMACメゾン・ディスティンクション横の小公園 – ダウンタウンの南東寄り、スクールストリート沿いにある高層ホテル「ダマック・メゾン・ディスティンクション」横の公園も知る人ぞ知る穴場です。ブルジュ・ハリファから多少距離はありますが、その分メイン会場ほど混雑せず真正面からビル全体の花火とプロジェクションマッピングを望める絶好のロケーションです。現地を訪れたブログ筆者も「カウントダウン30分前に行っても余裕で座って鑑賞できた」と太鼓判を押しています。
長時間待てない旅行者にはうってつけで、ゆったりベンチに腰掛けながら新年の瞬間を迎えられるでしょう。
人混みが苦手な中高年層の方にもおすすめできるスポットです。
- ベイ・アベニュー公園(Business Bay) – ドバイ運河沿い、ビジネスベイ地区のベイ・アベニューには地元の人々が集う緑地公園と遊歩道があります。ここからは高層ビル群越しにブルジュ・ハリファを眺めるユニークな角度の花火鑑賞が可能です。周囲にレストランやカフェも多く、カウントダウンディナーを楽しみながら外の花火を見ることもできます。
市街中心から少し離れるため比較的空いており、歩道から写真を撮るスペースも確保しやすい穴場です。
事前に近隣レストランのテラス席を予約しておけば、席を確保したまま年越しの瞬間を迎えられるでしょう。
パーム・ジュメイラ(アトランティス)
人工島パーム・ジュメイラの周辺には、島内外からアトランティスの花火を堪能できるスポットがあります。
メイン会場の豪華ディナーに参加しなくても、その壮大な花火を無料で楽しめる場所を押さえておきましょう。
- パームジュメイラ・ボードウォーク – パーム島外周の防波堤の上に造られた全長11kmの遊歩道がパームジュメイラ・ボードウォークです。島の外縁部からアトランティスホテルを望む形になり、目前で大輪の花火が次々と打ち上がるさまを眺められます。幅6メートルと広々としており、ゆったり歩きながら好きな場所で鑑賞できます。当日は臨時のフードトラックも出ることがあり、軽食を片手に花火見物という楽しみ方も可能です。
アクセスはパーム・ジュメイラ・モノレールのアトランティス駅で下車すると目の前がボードウォークです。
混雑する道路を避けるため、車ではなくモノレール利用が推奨されています。
夜空に咲く大輪の下、潮風を感じながら過ごす年越しは格別でしょう。
- クラブ・ヴィスタ・マーレ周辺ビーチ – パームジュメイラ本島(幹の部分)東側に位置する飲食店街クラブ・ヴィスタ・マーレも要チェックです。実はここ、年越しの瞬間には独自の花火ショーが無料開催されます。ヴィスタマーレのレストランに席を取れば、目の前のプライベートビーチから打ち上がる華やかな花火を間近に楽しめます。
また遠景にはパーム先端のアトランティスや反対方向にブルジュ・アル・アラブも望め、一度に複数の花火を鑑賞できる贅沢なスポットです。
おすすめは砂浜にシートを敷いてのんびり観賞するスタイル。
イスや出店はありませんが、そのぶん混雑もそれほど激しくありません。
モノレールのナキール・モール駅から徒歩圏でアクセス可能です。
- アル・スフーフビーチ(ブラックパレスビーチ) – パームジュメイラの外側、本土側から花火を見る穴場がこのアル・スフーフビーチです。通称ブラックパレスビーチとも呼ばれる公共ビーチで、パームとブルジュ・アル・アラブのちょうど中間に位置するため、一箇所で2つの花火大会を同時に見られる隠れスポットとして知られています。ヤシの木の茂みを抜けると現れる静かな砂浜から、左手遠方にパームジュメイラの花火、右手にはブルジュ・アル・アラブの花火が視界に入ります。
観光ガイドでも「2つの花火を一度に楽しめる秘密のビーチ」と紹介されるほどで、ロマンチックな雰囲気も抜群です。
ただし一切設備がなく真っ暗なビーチですので、懐中電灯や敷物を持参しましょう。
人気が高まっているとはいえ、ダウンタウンほどの混雑にはならず、車で乗り付けて車中から観る人もいるくらいゆったりしています。
海越しに眺める花火はひと味違う感動があります。
パームジュメイラのアトランティスでは毎年ゴージャスな花火が打ち上がり、島外からもその全景を楽しむことができます。
ドバイ・ファウンテン&オペラ地区
ダウンタウン中心部のドバイ・ファウンテン周辺やオペラハウス近辺も、実は少し工夫すれば快適に花火を見られるスポットがあります。
音楽噴水と花火の両方を楽しみたい方は要チェックです。
- ブルジュ・パーク(有料ゾーン) – ブルジュ・ハリファ麓の湖上にある島状の公園ブルジュ・パークは、公式のメイン観覧会場の一つです。正面からビル全体と噴水ショーを望めるベストポジションですが、大人気ゆえに17時頃には入場規制で封鎖されるほか、近年は有料のチケット制(2023年は大人300ディルハム程度)も導入されています。家族連れ専用ゾーンになる年もあり、入場ハードルは高めですが、体力と予算に余裕があれば「最前列の迫力」を体験できます。
入場後は年越しまで飲食物持ち込み禁止・再入場不可のため、予め腹ごしらえとトイレを済ませてから臨みましょう。
7~8時間待つ価値がある壮大なショーですが、無理せず次項の穴場も検討してみてください。
- ブルジュ・プラザ(オペラ横広場) – ドバイモールとスーク・アル・バハル(市場風モール)を結ぶ橋の近く、ブルジュ・プラザと呼ばれる野外イベント広場は無料で入れる穴場エリアです。ドバイモールの喧騒から一歩離れた場所に位置し、ブルジュ・ハリファを見上げる開放的な眺望が得られます。大晦日には家族連れも多く訪れますが、メイン会場ほどの混雑ではなく比較的リラックスした雰囲気です。
ベンチや低めの石垣があり、小さなお子さん連れでも安心して過ごせます。
中心部にいながらゆったり楽しみたい人は、少し早めに行ってこの広場で場所を確保するとよいでしょう。
- スーク・アル・バハルの橋付近 – ドバイモールからスーク・アル・バハルへ渡る歩道橋や、その付近のウォーターフロントも絶好のビュースポットです。ここは目前にドバイ・ファウンテン、頭上にブルジュ・ハリファという絶景ポイントで、花火と噴水のコラボを同時に楽しめます。橋の欄干越しにワイドスクリーンで鑑賞できるため人気は高いですが、橋上は立ち止まり禁止になる可能性があります。
狙い目はスーク・アル・バハル側の橋付近で、早めに最前列を確保すれば遮るものなく花火を望めます。
周囲にはレストランも多く、例えばイタリアンの「セラフィーナ」などはブルジュ・ハリファと噴水を望む特等席として有名です。
予約困難ですが、運良くテラス席が取れれば食事を楽しみながら最高の花火ビューを手に入れられるでしょう。
ダウンタウン&シティウォーク周辺
ダウンタウンの少し外側や新興エリアにも、混雑を避けて花火を鑑賞できるスポットがあります。
距離が離れても高層ビルの花火は十分見えますので、あえて中心から離れるのも一策です。
- アル・カザン公園(シティウォーク前) – 2018年にオープンした比較的新しい公園アル・カザン・キャドラック公園は、シティウォークの向かいに位置し、実は知る人ぞ知る花火ビューの穴場です。ここからは目の前の障害物なくブルジュ・ハリファの全景がくっきりと見え、噴水ショーの光も遠目に確認できます。オープンスペースで混雑度も中心部に比べれば低いため、三脚を立てて写真撮影する地元カメラマンの姿も。
まだ認知度が低く人出が少ないため、ゆったり座って鑑賞できるでしょう。
最寄りの地下鉄駅(ファイナンシャル・センター駅など)から徒歩圏で、アクセスのしやすさも魅力です。
- ドバイ・デザイン・ディストリクト(D3) – ドバイクリーク沿いに位置する新興エリアDubai Design District (D3)も注目の穴場です。ダウンタウンからはやや離れますが、そのぶん喧騒とは無縁の落ち着いた環境で花火を楽しめます。D3のプロムナード(遊歩道)からはドバイの摩天楼を一望でき、花火が上がると街全体のパノラマが360度のシアターになると評判です。
新しいスポットゆえ混雑も控えめで、ベンチに腰掛けながらゆっくり鑑賞できます。
周辺にはおしゃれなカフェやレストランも多いため、夕食を兼ねて出かけてみるのも良いでしょう。
- ドバイ・クリーク・ハーバー – 近年開発が進むドバイ・クリーク・ハーバー地区も花火鑑賞スポットとして台頭しています。クリスタルタワーが立ち並ぶこのエリアの海沿いからは、遠く離れたブルジュ・ハリファの花火を含む摩天楼の全景を眺めることができます。距離がある分迫力は劣りますが、その代わり人混みはかなり少なめで、三々五々集まった人々がのんびりと新年を迎える雰囲気です。
特にクリーク沿いのボードウォークは視界が開けており、花火の光が水面に反射する様子が幻想的です。
市中心からタクシーで15~20分ほどとアクセスもしやすく、混雑を避けたい方には穴場中の穴場と言えるでしょう。
高級ホテル&ルーフトップバー
混雑を避けつつ贅沢に花火を楽しみたい方は、高級ホテルの客室やルーフトップバーを利用する手もあります。
予算は張りますが、その分特等席が約束され、快適さは抜群です。
- レベル43スカイラウンジ(フォーポイント・バイ・シェラトン) – シェイクザイードロード沿いのホテル最上階にある有名ルーフトップバー「Level 43 Sky Lounge」は、ドバイの主要花火を一度に見渡せる絶景スポットです。ホテル公式も「ブルジュ・ハリファ、ブルジュ・アル・アラブ、アトランティスの花火を同時に眺められる完璧な展望ポイント」と太鼓判を押しています。360度パノラマビューの開放的な空間で、頭上に広がる花火を眺めながら音楽と共に新年を祝う体験は格別です。
毎年人気DJのライブや特別ディナーが用意され、外国人観光客にも人気のスポットなので、予約は必須となります。
- CÉ LA VI(セラヴィ)@アドレス・スカイビュー – ブルジュ・ハリファ直結の高級ホテル「アドレス・スカイビュー」頂上にあるルーフトップレストランセラヴィも花火鑑賞に絶好です。地上54階の高さから目前にそびえるブルジュ・ハリファを見上げる形となり、発射地点に最も近いレストランの一つです。オープンエアのテラス席からは迫力満点で、まさに「花火に包まれる」ような体験ができます。
モダンなアジアン・フュージョン料理を味わいながら、新年の瞬間にはシャンパン片手に祝杯をあげる――そんな贅沢な過ごし方が叶うスポットです。
例年こちらも特別メニュー&パーティが組まれるため、早めの予約をおすすめします。
- マディナ・ジュメイラ(ジュメイラ地区高級リゾート) – ブルジュ・アル・アラブの花火を楽しむなら、隣接するマディナ・ジュメイラのホテルやレストランが最適です。ジュメイラビーチ沿いに広がる高級リゾートで、園内にはブルジュ・アル・アラブを望むレストランが多数あります。特にシーフードレストラン「Pierchic」やビーチバー「Shimmers」などは花火を目の前に見ることができ、毎年人気です。
料金はさすがに高額ですが、世界で唯一の7つ星ホテルを背景に花火を見る体験はここだけのもの。
混雑した公共ビーチ(カイトビーチ等)を避け、優雅にディナーを楽しみながら花火を鑑賞できるため、特別な年越しを演出したい方におすすめです。
予約困難なので、検討する場合は早めに問い合わせをしましょう。
まとめ
ドバイのカウントダウン花火は、その規模と豪華さで世界中の人々を魅了する一大イベントです。
2025年〜2026年の年越しも各所で華やかな花火が予定され、特にブルジュ・ハリファのショーは新記録級の演出で注目を集めています。
しかし、その一方で極度の混雑や長時間待機といった過酷さも伴います。
本記事では、日本人旅行者向けに混雑を避けやすい穴場スポットを厳選し、それぞれの魅力とアクセス方法をご紹介しました。
中心部の至近距離から少し離れた公園、地元民おすすめのビーチ、高層ホテルの特等席まで、多彩な選択肢があることがお分かりいただけたと思います。
大切なのは、自分の優先順位に合った場所と過ごし方を選ぶことです。
「多少遠くても混雑なく快適に見たい」「多少お金を払っても特等席で楽しみたい」など、旅の目的に合わせてベストなプランを組み立てましょう。
計画段階では最新情報のチェックを怠らず、余裕を持った行動で安全に新年をお迎えください。
ドバイで迎える特別な年越しは、きっと一生の思い出になるはずです。
壮大な花火に胸を震わせながら、新しい一年の幕開けを存分に楽しんできてください。
あなたの旅が素晴らしいものになりますように!