「ペイント3D」とは、2017年に登場しWindows10に標準装備されていたソフトウェアです。
「ペイント3D」は従来からある「ペイント」の進化形として提供され始め、一時は後者を置き換える存在と目されていました。
しかし、その計画は途中で中止となり、古い「ペイント」も維持される形で、両方がWindows10に含まれることとなりました。
にもかかわらず、「ペイント3D」についてはサービスが終了し、現在Windowsには標準で搭載されていません。
この記事では、「ペイント3D」のサービス終了がいつ行われたのか、終了した理由、そして現在もソフトウェアを使用することが可能かどうかなど、詳細について触れていきます。
ペイント3D配信終了の日付
ペイント3Dは2024年11月4日をもって提供が終了し、その日以降新たにダウンロードすることが不可能となりました。
現在この文章をお読みのタイミングで、もしまだパソコンにペイント3Dがインストールされていない場合は、これを新規にダウンロードし利用することはできない状況です。
既にダウンロードしている場合のペイント3Dについて
ペイント3Dが提供終了したとしても、すでにダウンロード済みでインストールされているペイント3Dが自動で削除されることはありません。
したがって、現在利用中のペイント3Dはこれまで通り使用することができます。
但し、使用するにあたっては誤ってアンインストールしないよう注意が必要です。
ペイント3Dをパソコンから完全に削除してしまうと、提供が終了しているため、再度ダウンロードすることができなくなります。
つまり、ペイント3Dを使用できなくなることを意味します。従って、ペイント3Dを使用している方は、うっかり削除してしまわないよう十分気をつけましょう。
ペイント3Dの代替となるソフトウェアは？
「ペイント3D」の終了に伴い、対応策を探している方もいらっしゃることでしょう。
マイクロソフトが展開するWindowsでは、2D画像の編集や一般的なお絵かきなどについて、従来の「ペイント」を利用することを推奨しています。
また、3Dコンテンツ制作に関連する作業については、「3Dビューワー」を利用する手段が提供されています。
自身の好みに合った有償または無償の他のソフトウェアを見つけるのも自由です。
しかし、いずれにせよ、「ペイント3D」は使用できなくなるため、適宜、代替のソリューションを模索する必要があります。
ダウンロードしていない場合の対処法
もしペイント3Dを使用したいと思っているものの、まだダウンロードしていない場合、どのように対応すればよいのでしょうか。
残念ながら、今後ペイント3Dを再ダウンロードすることはできないため、代わりとなる方法を考慮する必要があります。
具体的には、既存のペイントを使用するか、別のアプリケーションを利用するといった選択肢が考えられます。
また、ペイント3Dが予めインストールされているコンピュータを探すという手段もありますが、そこまでの手間をかけるくらいなら、ペイント3Dの代替として利用可能な他のソフトウェアを見つけるほうが効率的です。
従って、この方法はあまり推奨することはできません。
新規使用は非推奨の理由
ペイント3Dは既に新たなダウンロードが停止しており、次期Windowsでは採用されない見込みです。
将来的には使用が困難になる可能性が高いためです。
既にペイント3Dに精通していて、なおかつ使用を続ける場合はやむを得ませんが、「これから始めよう」という考えについては推奨しかねます。
新たにスキルを身につけるのであれば、将来的に使い勝手が悪くなるペイント3Dよりも他の代替ソフトウェアへの学習をお勧めします。
将来の展望について
Windows 10やWindows 11が現役である間は、すでにダウンロードされている場合は使用が可能です。
しかし、Windows 12やそれ以降のバージョンでは、ペイント3Dが対応しきれない可能性があります。
なお、ペイント3Dの配信が終了している以上、今後のアップデートは期待薄であるため、将来的に「実質的に使用不能」となる状態になることも予想されます。
そのため、ただちに使用をやめる必要はありませんが、いずれ使用できなくなる可能性を考慮して、代替となるソフトウェアへの移行など準備をしておくと良いでしょう。
ペイント3Dが使えなくなった場合に備えて、柔軟な対応を心がけることをお勧めします。
ペイント3Dの現状について
かつて「ペイント」の後継として登場したペイント3Dですが、予定通りの役割を果たせずにサービス終了が近づいています。
新たなダウンロードは既に停止されており、ダウンロードして利用しているユーザーはまだ存在しますが、Windowsの将来のバージョンアップに伴い、使用が難しくなることが予想されます。
急いで対応する必要はありませんが、ペイント3Dを使う方は、徐々に他のアプリケーションへの移行を考慮されたほうが良いかもしれません。
