毎年多くの人でにぎわう弁天の花火大会。
迫力ある打ち上げ花火と美しい夜景のコラボレーションは、夏の思い出にぴったりです。
しかし、せっかくの花火も「人混みでゆっくり見られなかった…」なんて声も少なくありません。
そこで今回は、2025年版として混雑を避けて花火を快適に楽しめる穴場スポットを徹底リサーチ!アクセスのしやすさや景観など、実用的な情報もあわせてご紹介します。
今年こそ、のんびりと夜空を見上げる、心地よいひとときを過ごしてみませんか?
弁天花火が見える人気の穴場スポット
大阪府茨木市で毎年8月8日に開催される「茨木辯天花火大会」(通称:弁天さんの花火)。
メイン会場の辯天宗 冥應寺境内では約3,000発もの花火が打ち上げられ、宗紋である桔梗の形をした珍しい花火や、金銀のシャワーのように降り注ぐ圧巻のフィナーレが見どころです。
しかし会場周辺は毎年1万5千人以上の来場者で大変混雑します。
そこで、人混みを避けてゆったり鑑賞できる穴場スポットを茨木市内と周辺エリアから紹介します。
茨木市内のおすすめ穴場エリア
ショッピング施設の屋上開放スポット:
茨木市内では花火当日、大型商業施設の屋上が無料開放され、家族連れにも人気の観覧スポットになります。
例えばイオンモール茨木(松ケ本町)とイオンタウン茨木太田(城の前町)では、当日の夕方〜夜に屋上駐車場を開放して花火鑑賞エリアを提供しています。
敷地内のトイレが使え、飲食物の持ち込みOKで快適に過ごせるのが魅力です。
駐車場の区画にレジャーシートを敷いて観覧できるため、小さなお子さん連れでも安心して楽しめます。
特にイオンモール茨木はJR茨木駅西口から徒歩7分ほどとアクセスも良好です。
また、平和堂系列のアル・プラザ茨木屋上も見晴らしが良く混雑が比較的少ない穴場として知られています。
これら商業施設は例年屋上開放を告知しており、地元では定番の観覧スポットになっています。
駅前公共施設のテラス:
茨木市役所前に2023年11月開館した複合公共施設「おにクル」(市駅前3丁目)も新たな穴場です。
花火大会当日は各階のテラスを21:00まで延長開放し、無料で鑑賞可能です。
特に7階テラスは打ち上げ場所から約2km離れていますが視界が開けており、花火をしっかり望めると期待されています。
2階〜6階にもテラスがありますが、市役所本庁舎が視界に入るため花火の見え具合は場所によります。
当日は市役所や中央公園の駐車場も利用できますが、ブルーシートなどでの場所取りは禁止されています。
市中心部の施設でトイレや休憩スペースも整っているため、子連れでも使いやすいスポットです。
市内公園・広場:
打ち上げ会場から少し離れた公園も、地元民に愛される穴場です。
会場至近の上穂積公園(上穂積3丁目)は広いグラウンドが特徴で、早めに行って場所を確保すればピクニック感覚でゆったり花火を観られます。
家族や友人同士がシートを広げ、密集を避けて鑑賞できるスポットです。
またJR茨木駅から徒歩6分ほどの住宅街にある中穂積一丁目第二児童遊園(中穂積1-2)は、公園自体は小規模ながら周囲に高い建物がなく花火を遮られない穴場です。
駅から近いぶん人出も少なめで、ゆったり座って鑑賞できるためカップルや子連れにも適しています。
さらに、市街地西部の西河原公園周辺も人気で、淀川支流沿いの遊歩道からは視界が開けて迫力ある花火を楽しめると知られています。
これら市内の公園エリアは比較的空いていますが、暗くなると足元が見えにくい場所もあるため懐中電灯などがあると安心です。
弁天島での特別な観覧体験スポット
冥應寺境内(メイン会場)での至近距離鑑賞:
「弁天島」とも称される冥應寺の境内そのものが、実は花火を見るには最も迫力ある特等席です。
辯天宗大阪本部である冥應寺は標高約65mの小高い山の上に位置し、その境内から打ち上げられる花火はまさに真上から降り注ぐように見えます。
スターマインの閃光や大玉の炸裂音を肌で感じられる臨場感は、他のスポットでは味わえない特別な体験です。
宗教行事として始まった歴史を持つ大会だけに、宗紋の桔梗を模した花火や金銀のシャワーのようなフィナーレなど、芸術性の高いプログラムを間近で鑑賞できます。
ただし境内の観覧エリア(東観覧席・西観覧席)は毎年非常に混雑します。
入場無料・自由席のため場所取りは開始1時間以上前(16〜17時頃)には現地入りしておきたいところです。
境内は広く複数のトイレも設置されていますが、屋台や出店は一切ありません。
そのため飲み物や食べ物は各自で用意し、熱中症対策もしっかり行う必要があります。
当日は境内へのペット同伴は禁止、さらに三脚や脚立を使った撮影も禁止されています。
ルールを守りつつ、レジャーシートを敷いて夜空を見上げれば、頭上いっぱいに広がる花火のシャワーを体感できるでしょう。
高台や河川敷など周辺の観覧スポット
万博記念公園エリア:
会場からやや離れますが、隣接市にある広大な万博記念公園(吹田市)も穴場です。
大阪モノレールの万博記念公園駅は高架上にあるため、電車を降りたその場所から花火を遠望できます。
さらに公園内の小高い丘や観覧車「OSAKA WHEEL」のゴンドラからも花火が視認可能です。
特に夜の観覧車は冷房完備で快適な個室空間でもあり、「空中の特等席」から優雅に鑑賞できるとカップルに人気です。
万博公園は自然が豊かで夜は比較的涼しく過ごしやすいこともあり、花火鑑賞と併せて家族で夜ピクニックを楽しむ人もいます。
ただし距離が約5kmほどあるため花火の迫力は会場周辺に比べると劣りますが、その分人混みが少なく太陽の塔や大阪の夜景と花火のコラボを楽しめるスポットです。
郊外の高台エリア:
茨木市や隣接地域の山手エリアまで離れると、小さくはなるものの花火は意外な場所からも見えます。
例えば茨木市北部のニュータウン彩都(彩都西駅周辺)は標高が高く、遮る建物が少ないため自宅や駐車場からでも視界良好です。
また箕面市小野原や高槻市郊外など、打ち上げ会場を見渡せる丘陵地から鑑賞する地元通の姿も見られます。
「うちから見えるよ」という声もあるほどで、車で移動できる方は周辺の高台スポットを探してみるのも一興です。
市内では少し歩きますが阪急総持寺駅周辺の高台も隠れた名所で、遠目ながらも綺麗に全体を見渡せるため地元では穴場として知られています。
川沿い・田園エリア:
打ち上げ場所近くで人が少ないスポットとして、冥應寺の裏手に広がる田園地帯があります。
お寺裏手は開けた農地が広がり視界を遮るものが少ないため、ゆったりと鑑賞するには絶好です。
また冥應寺から徒歩圏内の茨木市立三島中学校付近には小川沿いの土手があり、こちらも建物に邪魔されず花火がよく見えるポイントです。
周囲が比較的静かで、地元のカップルやファミリーにも密かな人気となっています。
これら川沿い・田園のスポットは街灯が少なく足元が暗い場合があるため、子連れの場合は懐中電灯と虫除け対策を忘れずに。
また、安全のため私有地や田畑には立ち入らないように注意しましょう。
備考: 穴場スポットであっても、近年はSNS等で情報が共有され混雑する可能性があります。
特に商業施設の屋上などは収容人数に限りがあり、入場制限や整理券配布となる場合もあるので、公式案内を事前に確認してください。
どのスポットでも周囲の迷惑にならないマナーを守り、楽しく花火鑑賞しましょう。
家族連れに最適な観覧席とアクセス
小さな子ども連れのご家庭では、「どこで見るか」「どうやって行くか」は大きなポイントです。
この章ではファミリーに優しい観覧エリアと、スムーズに会場へアクセスするための方法を紹介します。
JR茨木駅から会場へのアクセス(電車・徒歩ルート)
最寄駅から徒歩アクセス:
会場への最寄りはJR京都線の茨木駅で、そこから西方向へ約20分歩いたところに冥應寺があります。
駅から会場までは基本的に徒歩移動となり、当日は周辺道路で交通規制が敷かれるためシャトルバス等はありません。
JR茨木駅西口を出て府道14号(産業道路)方面へ真っ直ぐ進み、春日丘高校付近を抜けて「弁天下」交差点を渡ると会場への坂道が見えてきます。
冥應寺へは最後にやや急な上り坂を上がる形になるので、ベビーカーの場合は十分ご注意ください。
道中にはスーパー「サタケ」や「マルヤス」、さらに会場近くにはダイエー上穂積店(イオンフードスタイル)などがあります。
花火会場内では飲食物の販売がないため、これら店舗で飲み物や軽食を調達して行くと安心です。
所要時間と混雑状況:
駅からの徒歩経路は普段であれば20分程度ですが、夕方以降は人の波で歩行に時間がかかることもしばしばです。
特に18時を過ぎるとJR茨木駅周辺は混み始め、19時台の打ち上げ直前が最も混雑するピークになります。
小さなお子さん連れの場合は早め早めの行動を心がけ、17時台までに現地到着しておくのが理想的でしょう。
なお、同じ茨木市内には阪急京都線の茨木市駅もあります。
阪急茨木市駅から会場までは徒歩約20~25分と少し距離がありますが、JRに比べ利用客が分散するため駅の混雑は若干緩和される傾向です。
帰りの時間帯は20:30〜21:30頃に駅への路が大混雑し、JR茨木・阪急茨木市の両駅で入場規制がかかる場合もあります。
その際は乗車まで30分以上待つケースもあるため、子どもの疲労を考慮して適宜休憩を挟むか、時間をずらして帰路につくことをおすすめします。
ベビーカー・子連れのポイント:
混雑時の駅改札や会場入口ではベビーカーを折りたたむ必要が生じる場合があります。
駅のエレベーターやスロープも順番待ちになることがあるので、時間に余裕を持って移動しましょう。
徒歩経路には途中コンビニや自販機もありますが、花火開始直前はどこも混み合うため、オムツ替えやトイレも早めに済ませておくと安心です。
なお会場の冥應寺境内には複数の仮設トイレが設置されています。
小さなお子さん連れでも利用しやすいよう男女別になっていますので、行列が長くなる前に早めに場所を確認しておくと良いでしょう。
周辺の駐車場情報(臨時含む)と料金・台数・営業時間
公式には「駐車場なし」:
茨木辯天花火大会では公式に用意された来場者向け駐車場はありません。
当日は周辺道路が広範囲で通行止めとなり車で近づくこと自体困難なため、基本的には公共交通機関の利用が推奨されています。
地元の方からも「車で茨木に近づかない方がいい」との声があるほどで、会場周辺は毎年激しい渋滞になります。
可能な限り電車や徒歩での来場を計画しましょう。
臨時開放・利用可能な駐車場:
それでも「子連れなので車で行きたい」「郊外から車移動せざるを得ない」という場合、以下のような周辺施設の駐車場が利用候補になります。
- イオンモール茨木 駐車場(松ケ本町)
約2,300台収容の大型立体駐車場を併設。花火大会当日は屋上が観覧エリアになる関係で、6階および屋上は終日駐車不可ですが、1階〜5階は通常通り駐車可能です。16時以降は買い物客も減り比較的停めやすくなりますが、夕方からは周辺道路も渋滞するため早めに到着したいところです。料金は3時間まで無料(以降30分毎に200円等)ですが、当日イオンでの買い物額に応じてさらにサービスが受けられます。観覧目的のみで利用する場合でも、館内で食事や買い物をすれば実質無料で駐車できるでしょう。
- イオンタウン茨木太田 駐車場(城の前町)約480台収容(平面)。花火会場から約2.5km離れていますが、屋上駐車場を17:00~21:00に無料開放し花火観覧エリアとして利用します(車両は屋上に停められません)。
当日は来場者に平面駐車場のみ開放すると案内しており、可能なら自転車や徒歩で訪れるよう呼びかけています。
駐輪場は無料で利用可。観覧目的での駐車も一応可能ですが、例年かなり混雑するため、近隣の方以外は電車+徒歩で向かうほうが無難です。
屋上開放の詳細や注意事項(敷物は車区画内に収めること、飲酒喫煙禁止など)は公式サイトにも掲載されています。
- アル・プラザ茨木 駐車場(上穂積)
約500台収容の立体駐車場。国道171号沿いに位置し箕面方面からアクセスしやすいショッピング施設です。花火当日は屋上を無料開放しており、地元では有名な鑑賞スポットですが、イオン系に比べると若干人出は控えめで穴場という声もあります。駐車場自体は夜間も利用できますが、買い物客で夕方まで混む可能性があるため、早めに行って上層階に停めておくのがおすすめです。料金は最初の1時間無料(以降200円/30分)ですが、アル・プラザ館内での買い物額に応じ最大3時間無料になります。
花火観覧のみで利用する場合でも、フードコート等で食事すれば駐車料金は実質かからないでしょう。
- 茨木市役所・中央公園駐車場(駅前)収容台数それぞれ数十台規模。茨木市役所や市中央公園の地下にある公共駐車場で、会場までは徒歩15分ほどです。
有料ですが上限料金設定があり、夕方以降は比較的空きもあります。
2024年は「おにクル」テラス開放に伴い、市役所駐車場も利用推奨として案内されました。
駅に近いため帰りの渋滞を避ける意味でも、市街地に車を停めて徒歩移動する形になります。
- その他コインパーキング
JR茨木駅や阪急茨木市駅周辺には民間のコインパーキングが点在しています。駅近は当日満車になりやすいですが、少し離れた場所(例えば双葉町~永代町付近や中穂積エリア)だと穴場が見つかるかもしれません。また、市街地から離れますが大阪モノレール彩都線沿線(彩都西駅周辺など)に車を停め、モノレール+徒歩で会場近くまで向かう方法もあります。夕方前なら郊外の駐車場は比較的空いているため、帰りも含め渋滞を避けたい方は検討してみましょう。
駐車場利用時の注意:
いずれの駐車場も非常に混雑するため、利用する場合は花火開始2〜3時間前までには到着することを心掛けてください。
当日は交通規制で思うように目的地に近づけないこともあります。
ナビアプリで事前に規制情報を確認し、余裕を持った行動を。
帰りは周辺道路が一斉に混み合うため、出庫に時間がかかったり、駐車場から出るまで30分以上かかるケースもあります。
特に小さいお子さんがいる場合、車内の熱中症対策(日除けシェードや携帯扇風機、水分など)も忘れずに準備しておきましょう。
公園や芝生広場など家族が快適に過ごせる観覧場所
会場内のファミリーエリア:
冥應寺境内自体は小さな子ども連れでも入場可能で、実際多くの家族連れが訪れます。
境内には東西それぞれ芝生や土の観覧エリアがあり、自分たちの座る分のレジャーシートを敷けば花火鑑賞が可能です。
ベビーカーも畳んで持ち込めますが、会場内は大変混雑するため人混みで埋もれてしまう可能性があります。
小さなお子さんが人混みを怖がる場合や、熱気・音に敏感な場合は無理せず会場外のゆったりした場所を選ぶのも一つです。
ファミリーに人気の芝生スポット:
前述の上穂積公園は広々としたグラウンドがあり、家族でシートとお弁当を広げて鑑賞するのにぴったりです。
打ち上げ地点にも近く、遮るもののない開放的な空間で花火を楽しめます。
比較的早い時間から地元の家族連れが集まりますが、公園自体が広いので密集感はありません。
もう少し距離を取って落ち着きたい場合、西河原公園(西河原北町)もおすすめです。
園内は芝生やベンチが整備され、子どもが遊べる遊具もあります。
そこから見える花火はやや小さいものの、人混みが苦手な子どもにはかえって安心して鑑賞できる環境でしょう。
暗くなったら公園内は照明が減るので、足元に注意して下さい。
郊外の大規模公園:
車で移動できる方や遠方から来られる方には、万博記念公園(自然文化園)もファミリー向けです。
敷地が広大なので人が分散し、レジャーシートを広げて走り回るお子さんを見守りながら花火を待つことができます。
夏休み期間中は夜間イベントやライトアップを行う日もあり、花火以外の楽しみも見つけられます。
観覧場所としては、公園西端のExpo’70記念スタジアム付近の広場や太陽の塔近くの大芝生が比較的人気です。
ベビーカーもそのまま入園できますし、トイレも各所に完備されています。
難点は会場から遠いため花火が小さく見えることですが、「大きさよりも子どもが走り回れる環境重視」というご家庭には穴場と言えるでしょう。
もちろん、花火の音も控えめになるので、小さいお子さんが驚いて泣いてしまう心配も少なくなります。
駅チカの小規模広場:
どうしても長時間の徒歩移動や待ち時間が難しい場合は、駅周辺から花火を眺める手もあります。
JR茨木駅近くの中穂積1丁目第二児童遊園は花火会場から離れますが、駅から数分とアクセス抜群です。
公園自体は小さいですが、高い建物がない方向を向いているため遠方から花火を望むことができるスポットです。
見える花火の迫力は減りますが、帰りの混雑を考えると駅近で鑑賞できるのは大きな利点です。
特にベビーカー利用や幼児連れの場合、花火終了後すぐに駅に移動できる位置にいることで負担を減らせます。
ただし駅前とはいえ人は集まりますので、周囲の住宅や通行の邪魔にならないよう配慮して楽しみましょう。
チケット情報と事前準備
最後に、茨木辯天花火大会の観覧チケットに関する情報や、当日に向けた事前準備のポイントをまとめます。
無料で楽しめる大会ですが、しっかり準備して行けば当日の快適さが格段に違います。
有料観覧席の種類・販売場所・価格・購入方法・販売時期
茨木辯天花火大会に有料観覧席はある?
結論から言うと、本大会に一般向けの有料観覧席や有料シート席は設けられていません。
冥應寺境内の観覧エリアはすべて入場無料・先着順となっており、事前に購入できるチケット類はありません。
ただし、例年協賛席や招待席として一部エリアが設けられる場合があります。
これは企業協賛者や関係者向けで一般販売はされません。
また近隣施設が主催する観覧プラン(例えばレストランの屋上貸切席など)が登場する可能性もありますが、2025年時点で公に案内されているものは確認できません。
基本的には誰でも好きな場所から無料で観覧できる大会ですので、逆に言えば早い者勝ちとなります。
良い場所を確保したい場合は有料席が無い分、早めの現地入りと場所取りが必要になる点に留意しましょう。
なお、公式サイトでは寄付金や協賛金の募集が行われています。
花火大会は地元有志や信者さんの奉納、企業・団体の協賛で成り立っているため、もし大会の趣旨に賛同し応援したい方は寄付を検討しても良いでしょう。
寄付をしたからといって特別観覧席に案内されるわけではありませんが、花火大会の存続に繋がる大切な支援となります。
花火大会当日に注意すべきこと(交通規制、持ち込み制限など)
交通規制と公共交通の影響:
大会当日は冥應寺周辺で大規模な交通規制があります。
18~22時頃にかけて周辺の幹線道路が歩行者優先となり、一般車両は通行止め・迂回措置となります。
これに伴い、阪急バスの一部路線(90系統・93系統)では19:00~20:45頃に停留所休止や経路変更が実施されます。
実際、茨木ヒルズ前や鍛冶屋橋といった停留所は該当時間帯は利用できなくなります。
公共交通機関で向かう場合も、ダイヤの乱れや駅構内の入場規制などに注意が必要です。
特に帰りは駅が大混雑するため、ICカードの事前チャージを忘れずに(券売機が長蛇の列になるため)。
モノレールやJR・阪急電車も増発はありませんので、時間にゆとりを持って行動しましょう。
会場での禁止事項:
冥應寺境内およびその周辺では以下の行為が禁止されています。
当日になって困らないよう事前に把握しておきましょう。
- 喫煙・花火境内は全面禁煙です(喫煙所もありません)。また当然ながら手持ち花火等の持ち込み・使用も禁止です。火気の使用は絶対に控えてください。
- ペット同伴境内へのペット連れ入場は禁止されています。介助犬等を除き、ペットは自宅でお留守番させましょう。
- 三脚・脚立の使用花火撮影目的での一脚・三脚・脚立の使用は禁止です。周囲の観客の迷惑や転倒リスクにつながるため、スマホや手持ちカメラでの撮影に留めましょう。
プロ仕様の大型機材を持ち込んでも使用できません。
- 場所取りの過度な占有レジャーシートでの場所取りは許容されていますが、自分が座る範囲以上にシートを広げたり、無人のシートを長時間放置することは禁止です。特に商業施設の屋上などでは荷物だけ置いての場所確保はNGと公式案内があります。
マナーを守って譲り合いましょう。
- ドローン等の飛行花火大会上空でのドローン飛行は禁止されています。万一墜落すれば重大事故に繋がるため絶対にやめましょう。
熱中症・防犯対策:
開催日は8月上旬ということで、夜でも気温が高く熱中症の危険があります。
特に子どもや高齢者は注意が必要なので、適度な水分補給を心掛け、冷却シートや保冷ドリンクなども用意すると安心です。
帽子や扇子で風を送り体温調節するのも効果的です。
加えて、大勢の人出で会場は暗くなりますので、スリや迷子など防犯面にも注意しましょう。
貴重品は身につけ、お子さんとはぐれないよう手をつなぐか迷子シールを貼るなどして備えてください。
万一体調が悪くなった場合は無理せずスタッフに声をかけるか、早めに会場を後にしましょう。
終了後の動き:
花火が終わった直後は、観客が一斉に帰路につくため周辺は大混雑となります。
駅に向かう人波で歩道も埋まりますので、小さいお子さん連れの場合は圧倒されてしまうかもしれません。
混雑を避けるには、フィナーレの少し前に切り上げて帰り始めるのも一つの方法です。
余韻を楽しみたい気持ちもありますが、安全に配慮して行動しましょう。
帰宅前にトイレを済ませたり、駅前の混雑を避けて少し時間をずらしてから電車に乗るなど、状況に応じて調整してください。
レジャーシート、虫除け、飲み物など持ち物リスト
最後に、花火大会を快適に楽しむために持って行くと良いものをリストアップします。
当日の観覧スタイルに合わせて準備しましょう。
- レジャーシート(敷物):観覧場所取りの必需品です。大人が横になっても余裕があるサイズだと◎。防水タイプや厚手のものなら地面の熱や湿気も防げます。
でも触れられているように、シートがあればゆったり花火を楽しめます。
早めに行ってシートを敷いておけば、場所の確保と休憩スペース確保にもなります。
- 虫除けグッズ:夏の夜の屋外には蚊など虫がつきものです。特に草むらや河川敷、公園で鑑賞する場合は虫除けスプレーや蚊取り線香、携帯虫除けマットなどがあると安心です。小さなお子さんには肌に優しい虫除けシール等を貼ってあげると良いでしょう。
- 飲み物:大会会場には自販機や売店がありません。夜とはいえ気温が高く汗もかくので、多めの水分を持参してください。大人も子どももスポーツドリンクや水、お茶など各自1リットル程度は用意を。
冷たい飲み物は熱中症予防に役立ちますが、凍らせたペットボトルも保冷剤代わりになり便利です。
- 軽食・おやつ:屋台がなく食べ物の調達が難しいため、おにぎりやサンドイッチ、子どもが好きなお菓子などを持って行きましょう。待ち時間に子どもがぐずらないよう、好きなおやつを用意しておくと機嫌よく過ごせます。ただし臭いの強いものや大量の生ごみが出るものは避け、ゴミは必ず持ち帰ること。
- うちわ・扇子:人混みや照り返しで意外と暑く感じることがあります。電池不要のうちわや扇子はコンパクトで、パタパタ扇ぐだけでも随分涼しくなります。最近は首にかけるハンズフリー扇風機を持参する方も多いです。熱中症予防に役立てましょう。
- タオル・汗拭きシート:汗をかいた時や子どもの顔や手を拭くのにタオルは必須です。濡らしたタオルを首に当てればクールダウン効果もあります。夏場は冷感タオルや汗拭きシートも爽快感がありおすすめです。
- レインコート:大会は小雨決行ですが、急な天候悪化に備えて薄手の雨合羽を用意しましょう。傘は人混みでは危険なので、雨天時はレインコートが安全です。折りたたんで荷物に入れておけば、急な夕立でも対応できます。
- ゴミ袋:自分たちの出したゴミは必ず持ち帰るルールです。レジャーシートの四隅を重し代わりに押さえる用途も兼ねて、大きめのビニール袋を数枚持って行きましょう。使用済みオムツがある場合も匂い漏れしない袋に入れて持ち帰ってください。
- 懐中電灯:特に公園や河川敷など街灯が少ない場所で鑑賞する場合、小型の懐中電灯やスマホのライト機能があると便利です。片付け時に落とし物をチェックしたり、足元を照らしたりできます。ランタン型の携帯ライトもシート上での照明に役立ちます。
- 絆創膏・虫刺され薬:万一の小さなケガに備えて絆創膏を。子どもが蚊に刺された時のためにムヒなどかゆみ止めも持参すると安心です。熱中症予防に塩飴や経口補水液を忍ばせておくのも良いでしょう。
持ち物は多くなりがちですが、リュックや大型のエコバッグにまとめておけば持ち運びやすくなります。
特に子連れの場合は荷物が増えるのでカートやアウトドアワゴンを使う手もありますが、人混みでは邪魔になる恐れもあるため臨機応変に。
必要なものをしっかり準備して、夏の夜空に咲く花火を家族みんなで快適に楽しみましょう。
今年の夏は、弁天の花火を“特等席”で楽しもう
弁天の花火大会をゆったり楽しむためには、混雑を避けられる自分だけの特等席を見つけることがポイントです。
今回ご紹介した穴場スポットは、どれも実際に足を運んでみたくなる場所ばかり。
夏の夜空に咲く大輪の花火を、静かな場所からじっくり味わえば、日々の疲れもきっと癒されるはずです。
2025年の夏は、喧騒から少し離れて、心に残る花火のひとときを過ごしてみませんか?
最後に、最新情報や詳細は大会公式サイトや茨木市観光協会等の発信も確認してください。
交通規制マップや当日の案内図も公式ページで公開されることがあります。
準備万端で、安全第一に素敵な花火大会の思い出を作ってくださいね。